私の専属王子は金髪君
なんて心の中で
言い返してももう遅いわけで…。


分かりやすく落ち込んで
菜月の元へ帰ると
案の定ツッコまれた。


「凛、なんて顔してるの…。
何言われたの?」


「それがさ…。
親睦会の実行委員になれって。
今日から毎日放課後作業…。」


はぁ、と盛大なため息付きで
手短に説明すると
菜月は他人事だからか
面白そうに笑いだした。


「あちゃー。残念だったね。
ま、頑張りたまえ。」


肩をポンと叩いて
クスクス笑いながら席を立った。


時計を見れば
もうお昼休みが終わる3分前で
私も慌ててお弁当をしまい、
午後の授業の準備を始めた。
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