私の専属王子は金髪君
少しだけ頬を赤く染めて
そんなセリフを口にした。


それが伝染して私まで赤くなってしまった。


それがなんだか照れるけど嬉しくって
クスクス笑っていると


「ちょっと神崎さんに夏目君。
イチャつくのは後にしてくれる?
あとは、2人のチームだけなの。
紙取りに来ていないの。」


いかにも優等生!
って感じのさっきリーダーに
指名されていた子が私たちの横に立って
鬼のような目を向けていた。


角が見えそうなくらい
お怒りのご様子で、


「あなた達で最後なの!
しっかりしてくれないと
私の統率力がないと思われるでしょ!?
好きな紙選らんで
作業進めてくれる!?」


「「は、はいっ!」」


余りの勢いに背筋が伸び
大声で返事をしてしまった。
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