私の専属王子は金髪君
急いで紙を3種類ほど選んで
私のクラスの教室へと戻ってきた。


「あーー、才川こえ~…。」


私もそう思い、頷きそうになったけど
そこまで露骨に態度に出すのは
悪いなと思って首を振るのをやめた。


「ま、とりあえずやろうよ!
せっかく同じチームになれたんだもん。」


そうなのだ。
ただ喋ってたから私達二人が
余ってしまったわけでなくて
元々クラス順で同じチームだった。


最初はすごく嫌だった委員も
玲央と一緒ならいいなと思っている。


「だな、凛となら楽しいし。
なんなら早くやって
デートの時間作ろうぜ!」


ニッと大きく笑う玲央に
同じような笑みを返して
作業に取り掛かった。
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