櫻春風花ーかざはなー




「『瑠璃』。」





散々考えた末、彼が出した答だった。





「瑠璃……」



「んだよ!なんか文句あっか!?だって瞳が瑠璃色だから……その」



「いいじゃないですか!
さすがです土方さん!」



「かわいい名前ですね!副長っっ!」



「いいじゃないか歳~!
瑠璃、ぴったりだ!」






ここまで絶賛されるとは思っていなかった彼は、少し恥ずかしそうに顔を赤らめたのだった。






「おぅ・・・。」





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