櫻春風花ーかざはなー



「…で、二人とも
こんなとこで仲良くなにやってんの?もう朝飯だよ?」


「「洗濯。」」


「あぁーまあそれはわかるんだけどさ、」



話の流れを元に戻そうと質問を投げかけた平助は、口を揃えてそう答えた二人に拍子抜けする。



(この天然コンビめ……!)



苦笑いしながら頬を引き攣らせる平助が、ひそかに毒づいていたのに瑠璃たちが気付くことはなかった。




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