恋愛イデアル。
長月遥の山歩き。
・長月遥の山歩き。

はあはあ、と心臓が脈打つ。
それを長月遥は感じていた。

山あいだ。
高さが300mほどの山だ。
重力に逆らうことで長月遥、少女の心臓がどくどくと脈打つ。
息を吸う。
紅葉(こうよう)した木々の葉が包む。長月遥はその登山道のつづら折りで足を止めて周りを見渡す。眼下に街が一望できる。

山は紅葉、お茶を飲んだ。深呼吸、山あいだ。
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