恋愛イデアル。
吉備山
吉備山。

今日は春分の日の祝日だ。
長月遥とイデアルは吉備山に向かう。
吉備山にはお寺や神社があった。

吉備山は標高数百メートルほどの山にだった。
裾野が広がる。街が見えた。

水守市の湿地帯が乾き、切り倒しの岩が見える。岩は苔が覆う。歩道が整備されていた。

春分の日のせいか神社に人影も多い。
ふとイデアルは昔、折口信夫の小説、死者の書を読んだことを思い出した。

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