365日のラブストーリー
明日のデートの場所と時間だ。このあいだ行けなかった船の科学館かと思えば、別の場所だ。いまいち気が乗らなかったが、心暖が元気になったら一緒に遊びに行く約束だ。有紗はテンション高めの了承メッセージを送信した。
一通りの連絡を終えてから、もう一度innocenceを開くと、それを待っていたかのようにRenからのメッセージが表示される。
『向こうはAlissaに期待してるかも。次こそはセックスできるって』
『明日は心暖ちゃんも一緒に遊ぶし、大丈夫。わたし森住さんのこと好きになってきたんだよ? 気の合うところもあるし、優しいところも知ってるし。たしかにちょっと強引なところもあるけれど』
そうやって言い訳をしてみるのだが、千晃との記憶は、今日神長と過ごした時間にすべて上書きされてしまって、すぐには思い出せない。
一通りの連絡を終えてから、もう一度innocenceを開くと、それを待っていたかのようにRenからのメッセージが表示される。
『向こうはAlissaに期待してるかも。次こそはセックスできるって』
『明日は心暖ちゃんも一緒に遊ぶし、大丈夫。わたし森住さんのこと好きになってきたんだよ? 気の合うところもあるし、優しいところも知ってるし。たしかにちょっと強引なところもあるけれど』
そうやって言い訳をしてみるのだが、千晃との記憶は、今日神長と過ごした時間にすべて上書きされてしまって、すぐには思い出せない。