365日のラブストーリー
「そっかあ」
「遊ぶ日は体力蓄えておかないと。船の科学館は来週か、再来週の日曜ってとこだな。今日行ってもいいかなとは思ったけど」
「あそこも室内ですものね」
「うん、でも晴れた日がよくね? 海のほう行くこともなかなかないし」
目を細める千晃に、有紗はまた申し訳ない気持ちになってきた。昨日神長と一日過ごした街は、坂が多い分少し離れた場所からでも海が展望できたのだ。
「海、行きてえなあ。学生の時はよく行ったもんだけど。神長さんが羨ましいわ」
神長のことを思い出していた最中に名前が出てきて、有紗はひやりとした。
「あの人さ、横須賀に住んでるんだよ。前に行ったことあるんだけど、歩いて行ける場所に海があるから、リビングはオーシャンビュー。聞いたら持ち家だってさ。まあそうだよなとは思った。特別なロケーションだと大体分譲だからなあ」
「遊ぶ日は体力蓄えておかないと。船の科学館は来週か、再来週の日曜ってとこだな。今日行ってもいいかなとは思ったけど」
「あそこも室内ですものね」
「うん、でも晴れた日がよくね? 海のほう行くこともなかなかないし」
目を細める千晃に、有紗はまた申し訳ない気持ちになってきた。昨日神長と一日過ごした街は、坂が多い分少し離れた場所からでも海が展望できたのだ。
「海、行きてえなあ。学生の時はよく行ったもんだけど。神長さんが羨ましいわ」
神長のことを思い出していた最中に名前が出てきて、有紗はひやりとした。
「あの人さ、横須賀に住んでるんだよ。前に行ったことあるんだけど、歩いて行ける場所に海があるから、リビングはオーシャンビュー。聞いたら持ち家だってさ。まあそうだよなとは思った。特別なロケーションだと大体分譲だからなあ」