365日のラブストーリー
「今日、心暖ちゃんの送りは早かったんですか?」
「ああ、うん。今日だけは早く集まることになってたから。まきさんなんかはもうとっくに来てるだろうけど、俺はこれが限界かなあ」
「そうですよね。保育園に預けられる時間も決まってますし」
心暖の笑顔を思い出しかけたとき、ぱん、と背中を叩かれた。
「まあ楽しみにしててよ。今日のチェックで神長さんがオーケー出せば、あとは部課長クラスの研修やってリリースって流れになるから」
「新入社員はちょうど新システムで仕事を始められるようになるんですね」
気遣いを受け止めて、有紗も仕事の話に乗ってみた。
「まあ一応そこに合わせてるし。俺はいちおうあと二週間で元々いた会社に戻るけど。神長さんはいてもあと一週間ってとこじゃないかな。……有紗ちゃん、どう?」
「え? なにがですか」
「神長さんだよ。あの人も何考えてんだろな。まきさんのこと好きなのに、有紗ちゃんのこと気に掛けて。いいように二股する気なら、俺がぶん殴るけど」
「ああ、うん。今日だけは早く集まることになってたから。まきさんなんかはもうとっくに来てるだろうけど、俺はこれが限界かなあ」
「そうですよね。保育園に預けられる時間も決まってますし」
心暖の笑顔を思い出しかけたとき、ぱん、と背中を叩かれた。
「まあ楽しみにしててよ。今日のチェックで神長さんがオーケー出せば、あとは部課長クラスの研修やってリリースって流れになるから」
「新入社員はちょうど新システムで仕事を始められるようになるんですね」
気遣いを受け止めて、有紗も仕事の話に乗ってみた。
「まあ一応そこに合わせてるし。俺はいちおうあと二週間で元々いた会社に戻るけど。神長さんはいてもあと一週間ってとこじゃないかな。……有紗ちゃん、どう?」
「え? なにがですか」
「神長さんだよ。あの人も何考えてんだろな。まきさんのこと好きなのに、有紗ちゃんのこと気に掛けて。いいように二股する気なら、俺がぶん殴るけど」