365日のラブストーリー
起こされたのは家の最寄りのコンビニについてからだった。眠っていたのはほんの二十分くらいだったはずだが、会社を出たばかりの時よりも調子が良くなったような気もする。
「俺が買ってきましょうか?」
「いえいえ、大丈夫です。ここまで来れば買い物してから歩いて帰れますし。ほんとうにありがとうございました」
「そうですか、それでは気をつけて」
車の中で頭を下げて有紗はコートと鞄を掴んだ。車を降りてからもう一度お辞儀をして、コンビニに入る。
昼食と夕飯、それから朝食をカゴの中に入れて、ふと駐車場を見る。神長の車はまだ止まったままだ。誰かと電話をしている。
(神長さん、お昼食べてから会社に戻るつもりだったのかな)
もしかしたら、その時間を奪ってしまったかもしれない。有紗は運転しながらでも食べられそうな軽食をいくつか手に取った。
どんなものを食べたい気分かはわからないが、いくつか余計に買っておいて、その中から好きなものを選んでもらえばいい。
「俺が買ってきましょうか?」
「いえいえ、大丈夫です。ここまで来れば買い物してから歩いて帰れますし。ほんとうにありがとうございました」
「そうですか、それでは気をつけて」
車の中で頭を下げて有紗はコートと鞄を掴んだ。車を降りてからもう一度お辞儀をして、コンビニに入る。
昼食と夕飯、それから朝食をカゴの中に入れて、ふと駐車場を見る。神長の車はまだ止まったままだ。誰かと電話をしている。
(神長さん、お昼食べてから会社に戻るつもりだったのかな)
もしかしたら、その時間を奪ってしまったかもしれない。有紗は運転しながらでも食べられそうな軽食をいくつか手に取った。
どんなものを食べたい気分かはわからないが、いくつか余計に買っておいて、その中から好きなものを選んでもらえばいい。