[短]僕のブラック彼女
なんて、言えないんだ。

言ってみたいけど、強くて頼れる俺様男になりてぇー!チクショー!!!

はぁー、、、

項垂れてトボトボと亀のように歩いてた

講義なんかどうでもよくなった。

今日受けなくても死ぬわけじゃない。

でも、凪が関わることは僕にとったら致命的で、正気の沙汰ではいられない。

「はぁー、、、」
「夏八木くん?どうしたの?」

真っ暗な渦を背負った僕に声をかけてきたのは、探していた玉田さんだった。

なんてバッドタイミングなんだ

今まともに話せる思考は残念ながら持ってない

「玉田さん。別になんでもないよ。」

ヒクヒク引きつりながら、口角をあげるものの、不自然すぎてすぐに見破られる


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