サカイメノナイ・セカイ
-6-
いつか、
だれかがこの家に足を踏み入れるだろう。
それはおれの親戚かもしれないし、
だれかの通報でやってきた警官かもしれない。
彼らはその家で、
奇跡のように美しい“彼女”と出会うだろう。
“彼女”は彼らに、
夢のような笑顔を見せるだろう。
その“彼女”のみぞおち辺りで顔を出し、
驚く彼らの様子を、
おれもやはり愉快に眺めるのだろう。
ああ、なんて楽しいんだ。
もう、永遠に一緒だよ。
ずっと。
だれかがこの家に足を踏み入れるだろう。
それはおれの親戚かもしれないし、
だれかの通報でやってきた警官かもしれない。
彼らはその家で、
奇跡のように美しい“彼女”と出会うだろう。
“彼女”は彼らに、
夢のような笑顔を見せるだろう。
その“彼女”のみぞおち辺りで顔を出し、
驚く彼らの様子を、
おれもやはり愉快に眺めるのだろう。
ああ、なんて楽しいんだ。
もう、永遠に一緒だよ。
ずっと。