ずっと恋していたいから、幼なじみのままでいて。
「好きって……もしかしてそれは、生徒会長として俺を尊敬してくれてるって意味の好き?」
違いますよ!
思わずグッと握り拳を握りながら、あたしは心の中で先輩につっこんだ。
だから何度も言ってるじゃないですか! 海莉はあなたを異性として好きなんですよ!
「あの、もちろん尊敬もしてますけど、あたしは関先輩に恋してるんです」
どうやら自分への好意に対して半信半疑らしい先輩に、海莉が恥ずかしそうな声で答える。
すると先輩は、本気で不思議そうに聞き返した。
「え? なんで?」
おい!
あたしは握った拳で今にも下駄箱の板に正拳突きしそうになりながら、盛大に心の中でつっこんだ。
なんで?じゃないですよ! さっきからなに言ってるんですか!
恋に理由なんかないですよ! いちいち理由探しながら人を好きになる人間なんていないでしょ!
ああもう、本当にこの人は!
このポイントのズレ加減が実に関先輩らしいんだけど、頼むから今は、ちょっとその天然さを控えてほしい!
違いますよ!
思わずグッと握り拳を握りながら、あたしは心の中で先輩につっこんだ。
だから何度も言ってるじゃないですか! 海莉はあなたを異性として好きなんですよ!
「あの、もちろん尊敬もしてますけど、あたしは関先輩に恋してるんです」
どうやら自分への好意に対して半信半疑らしい先輩に、海莉が恥ずかしそうな声で答える。
すると先輩は、本気で不思議そうに聞き返した。
「え? なんで?」
おい!
あたしは握った拳で今にも下駄箱の板に正拳突きしそうになりながら、盛大に心の中でつっこんだ。
なんで?じゃないですよ! さっきからなに言ってるんですか!
恋に理由なんかないですよ! いちいち理由探しながら人を好きになる人間なんていないでしょ!
ああもう、本当にこの人は!
このポイントのズレ加減が実に関先輩らしいんだけど、頼むから今は、ちょっとその天然さを控えてほしい!