ずっと恋していたいから、幼なじみのままでいて。
うわあ、懐かしい! うちの家族はキリスト教信者ってわけでもないし、教会には縁がなかったから、あの日から一度も来たことがなかったんだ。
「じゃあ中に入ろうか」
懐かしさに感動しながら教会を見上げていたら、軽く言われてビックリする。
「え? 入ってもいいの?」
「他の教会は知らなけど、ここは大丈夫。神の扉はいつでも誰にでも開かれているってさ」
そういうことなら久しぶりにぜひ中の様子を見て見たい!
あたしは雄太に手を引かれて、わくわくしながら白い階段を上った。
扉を開けて中に入ると、入り口近くに神父さんがひとり座っているだけで、他には誰もいない。
ふたりできちんと神父さんに挨拶をしてから、十年以上ぶりの光景をゆっくり眺めた。
ゴシックなんだかバロックなんだかよくわかんないけど、それっぽい柱や壁は真っ白で、全体がとても明るい。
真正面の祭壇や、アーチ型の天井や、色鮮やかなステンドグラスの窓がまさに教会って感じだ。
「こんなだったっけね? さすがに細かい所までは覚えていないもんだね」
「じゃあ中に入ろうか」
懐かしさに感動しながら教会を見上げていたら、軽く言われてビックリする。
「え? 入ってもいいの?」
「他の教会は知らなけど、ここは大丈夫。神の扉はいつでも誰にでも開かれているってさ」
そういうことなら久しぶりにぜひ中の様子を見て見たい!
あたしは雄太に手を引かれて、わくわくしながら白い階段を上った。
扉を開けて中に入ると、入り口近くに神父さんがひとり座っているだけで、他には誰もいない。
ふたりできちんと神父さんに挨拶をしてから、十年以上ぶりの光景をゆっくり眺めた。
ゴシックなんだかバロックなんだかよくわかんないけど、それっぽい柱や壁は真っ白で、全体がとても明るい。
真正面の祭壇や、アーチ型の天井や、色鮮やかなステンドグラスの窓がまさに教会って感じだ。
「こんなだったっけね? さすがに細かい所までは覚えていないもんだね」