君の言葉は私を刺す
さっきと同じように、台に立つと、ピッーー!!っと機械音がなる。




それと同時に飛び込む早輝。




速い!!




早輝が身長ある分、動きに迫力があって、グングン進んでいる。




「す、ごい、、、、、、」




前に得意なのは自由形って言ってたけど、平泳ぎだってすごく速い。




そして、




1位でゴールした。




早輝は水面を叩いて喜ぶ。




予選は3人とも上がって、決勝の自由形まで時間があった。




自由形で早輝と波人が予選を上った。




友達とやらなきゃいけないのって、ちょっと複雑。




私の目は自然と波人を追っていた。




すると、波人が隣のレーンにいる早輝に近づいてなにか耳打ちした。




すると、早輝は驚いた顔をして、なんか動揺してるように見える。





「あの二人どうしたんだろうね。」





星那も変化に気づいたようだ。





大丈夫だと、いいんだけど。




嫌な予感がしつつも、自由形の決勝が始まった。




台の上に立つと、音と共に飛び込む2人の姿。




頭一つぶん、早輝がリードしている。




自然と私は波人を追っている。



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