君の言葉は私を刺す

新たな気持ち

【冬羽 side】




「ねぇ、クリスマスパーティーしよっか?」





「えー、私彼氏と過ごすよ。」





へー、もうそんな季節か。




てか、明日から冬休みだからか。




早いな。




私は教室で1人、窓の外を見ていた。




職員室に行ったすずかを待っている。




星那は用事あるって先に帰っちゃったけど。




「お待たせーー。あー、疲れた。帰ろ、冬羽。」




「うん。行こ。」




並んで帰るのは久しぶりかもしれない。




何となく、懐かしい。




「私さ、冬羽に言いたいことあったの。」




急に話を切り出したすずか。




「うん、なに?」




「私さ、冬羽とは恋愛はフェアでいたいんだ。だからさ、隠しごとなしにしたい。」




「う、うん。」




「、、、、、、、、、私ね、デート断られたんだ。波人君に。」





「、、、、、、、、、、、、え?」





突然のことに頭が真っ白になる。




なんで?




どうして?




「ふふっ、ほんとに冬羽ってわかりやすいなー。何考えてるのか顔に出てる。あははっ!、、、大会終わったらね、デートに行く約束したの。でも、他に好きな子が出来たから無理だって言われた。」



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