君の言葉は私を刺す





お昼休み。




私はお弁当を持って、廊下を走る。




階段を上ると、先に波人が座って寝ていた。




起こした方がいいの、かな?




私はそっと波人の肩を揺らした。




「波人、、、」




「あ、やべ。寝てたわ。」




こんなに寒いのによく寝れるな。




しかもなんとなく、制服も冷たいし。




「、、、、、、もしかして、結構前からここにいたの?」




「あー、まぁ。4時間目ちょっと具合悪いからここでサボってた。」




「ここにいた方が具合悪くなるじゃん!!寒いのに!!これ、肩にかけて!!」




持ってきたブランケットを波人にかけると、隣に座った。




「、、、、、、ありがと。」




小さな声で言うのを聞くと、私はいつの間にか緊張していたことも忘れて話し始めた。




「それで、話って何?」




「あー、聞いた?クリスマス。」





「朝に聞いたよ。波人来るの?」




「うん、まぁ。暇だし。」




「ふーーん。」




「お前は来るの?」




「まぁ、行くよ。、、、すずかに頼まれたし。解決しなきゃいけないこともあって。」




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