君の言葉は私を刺す
「でも、最近変わってきた。、、、、、、ダメな女と大丈夫な女がいる。」




そこで聞けばよかったのに聞けなかった。




わたしは、どっち?って。




それが言葉になることはなくて、チャイムと一緒に波人は立ち上がった。




「ありがと。、、、、、、じゃ。」




私にブランケットを返すと階段を下りていく。




また、掻き乱される。




波人の口から出る、一つ一つの言葉に。





痛いし、痛いし、痛いし。




あの綺麗な瞳には何か隠れている気がするの。




でも私はそれを見つけることは出来ない。




だって、




私はダメな方の女かもしれないから。




波人が私のことを好きだなんて、0%に近いのかもしれない。





< 127 / 177 >

この作品をシェア

pagetop