君の言葉は私を刺す
【星那 side】

半分無理やり、早輝君を連れ出した。




なんて顔してるんだよ。




冬羽も酷いけど、早輝君も酷い。




励ますなんてそんなこと出来ないから、1発めにジェットコースターに乗った。





久しぶりに大声で笑った。




「やばーーーーーい!!!」




「おわっ!!高ぇーーーーーーー!!」




隣で叫ぶ早輝君の声がおかしくてずっと笑っていた。




その後も絶叫系をほとんど制覇して、お昼頃になってやっとご飯にした。




呼ばれるのを待っていると、




「俺が取ってくるから、先に座ってて。」




そう言われて、レストランの空いてるところに座る。




あれは、モテる。




「お待たせ。いやーーー、久しぶりに叫んだ。俺喉やばいかも。」




「私も私も。あっ、ありがと。」




食べながら、それとなく聞きたかったことを聞いてみることにした。





「早輝君、冬羽と喧嘩したの?」




「あーーーーー、、、、いや。喧嘩ではないよ。俺が悪いだけ。」




さっきまでの笑顔は無くなって、下を見ながら何も言わなくなってしまった。




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