君の言葉は私を刺す
飛び込んでいるのは小学生じゃなく、中学生か高校生くらいの男の子。




「波人っ!!ラスト綺麗に飾れよー!!」





そう川の中で手を振る男の子。




そして、橋に目を戻すと、








綺麗な一直線が太陽と重なって、綺麗な形のまま、川の中に落ちる、、、、、、、、、





私はその人が上がってくるのを静かに見つめていた。




その後ろ姿は綺麗な黒髪に長身。





「昨日の人っ!!」






私は指をさして叫んだ。





あっ、絶対間違った、、、、、、





「なんだ波人。お前ここに来ても女に人気なの?」





さっき叫んでいた男の子が言った。




「いや、、、、、、知らないけど。」





「お前、知らないって。昨日の人って言ってたじゃん。ねぇーーー!!そこの麦わら帽子ちゃん!!こっちに来なよ!!」




麦わら帽子?




あっ、私?





私はギターケースを傷つけないように川に近づいた。




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