君の言葉は私を刺す
【冬羽 side】


憂鬱な気持ちで学校に来たのに、新学期そうそう飛び込んできたのは嬉しいニュースだった。




「來斗と付き合うことになったの!!」




「「おめでとう!!」」




すずかが嬉しうそうな照れたような、可愛い笑顔で私達に言う。




星那も私も嬉しかった。




「もう名前も呼び捨てじゃん。」




星那が意地悪な笑みで笑う。




「ちょっと、慣れないんだけどね。、、、來斗真っ直ぐなの。だから、私までなんかスッキリした気持ちになる。」




そう言ったすずかの表情は、今までで一番清々しい顔だった。




「冬羽は?どうだったの?」




「あーーー、私?、、、、、、波人には嫌われちゃたかも。でも、早輝に告白された。」




「えっ!?どうして!?」




「落ち着いて、すずか。、、、、、、話せる範囲で話してよ。」




星那がすずかのことをなだめると、できる範囲で話した。




聞き終わると、二人ともなんとも言えない顔になっていた。




「そっか、、、、、、、でも、好きなんだよね?波人君のこと。」





「うん、、、、、、、そうだね。」





星那の言葉にちょっと戸惑う。




すると、急に苛立ったように星那が話始めた。




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