君の言葉は私を刺す
ははは、、、、、、、




今日も玉砕。




「今日も玉砕だねー、冬羽。」




「毎日毎日懲りないね。」





「仕方ないでしょ?好きだもん。」




早輝と來斗が冷やかしてくるのにも慣れた。




私は素直に好きって言うようになった。




だって、伝わらないなんて悲しいもん。




言いたいことは言わなきゃ。




「頑張れよ。」




「うん!」




早輝に頭をぽんぽんとされると、元気が湧いてくる。




何度こうやってあしらわれても、諦めないもんね。




私が女嫌い治して、好きになってもらうんだ。




そんなことを言うと、星那とすずかは私が変わったって言うんだ。




今まで、どこか何となく生きていたのに、冬羽すごく活き活きしてるって。




確かにそうかもしれない。




何となく付き合って、何となく好きになって、それが普通だった私。




だから、人格が変わったのかもしれない。




そして、夏休み。




私はまたおばあちゃん家に。




去年の夏を私は1度も忘れない。




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