君の言葉は私を刺す
考えたこと無かった、そんな顔をしている。




「その涙を見ないようにするなんて、自分が幸せにするか、その人がどう幸せになるかだよ。私は、波人が私と一緒いたいって言ってくれて凄く嬉しい。」




好きってそんな単純な気持ちでしょ。




ただ、その好きが向かう先が違うからみんな迷って苦しむ。




好きと好きが交差するし。




同じ熱量じゃないし。




「一緒にいてね。私が女嫌い治して、私の事好きにさせてみせる。でも、女嫌い治ってほかの女の子好きになったら絶対許さない。こんな、きつい女でいいの?」




そう言うと波人は大声で笑った。




「もちろん。いいに決まってる。俺は、強い女がいいんだ。約束するよ。冬羽。」




そう言って、私たちの影が近づく。




そして、そっと重なる唇。




追う恋は、



こうやって実りました。




なんてまだ言えないけど、




1歩近づいた。




恋をしたら、人は変わるし、




性格も良くなったり、悪くなったり。




めんどくさくて、病むし。




急に怒るし。



泣くし。



追いかけたら逃げるし、逃げたら追いかけららるし。




めんどくさい中私達は生きている。



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