君の言葉は私を刺す
第1章

プロローグ

【冬羽 side】





突然だった。





高校二年生。





明日から夏休み。




部活に行って、





友達と遊びまくって過ごそうと思っていた。





「夏休みの間、おばあちゃん家に行って過ごしてね。お母さん仕事忙しくて、なかなか帰ってこれなくなっちゃうから。」




別に今彼氏もいないし。




友達と離れるのは悲しいけど、そこまで悲しいわけじゃないし。




「分かった。」




その時、気づいていれば良かった。





私の家に何が怒っているのか。









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