君の言葉は私を刺す
「うん。、、、、、、おばあちゃん、私今日夜ご飯いらないや。今日はもう部屋にいるね。」





シャワーを浴びて、私の部屋のベランダに出た。




暑いけど、この蒸し暑い風が夏だと思わせてくれる。




なんだ、みんな知ってたんだ。




ここに来たのは、離婚の話をするためか。




邪魔だったから、ここに来させられて、1人楽しんでたんだ。




邪魔だったから、結果だけ聞かされて、どっちについて行くかだけ選択肢を与えられたんだ。




「なんだ、そっかーーーーー、、、、、、。仲良いと思って過ごしていたのは、私だけだったんだ。」






私の独り言は直ぐに消えていく。





その時、ベッドの上に置いていたスマホが鳴った。




電話。




「はい、もしもし。」




「あっ、冬羽?私、すずかだけど。歌詞書いてくれてありがとう!!参考になったし、一応完成できたよ!!」




「本当?良かった。」




「何かあったの?元気ないけど。」




「ううん。大丈夫。また夏休み明けに。うん、じゃあ。」




手短に電話を切った。




すずかはいつも明るくて、大人っぽくて、怒ると怖いけどしっかりしてて。




目標もちゃんとあって。



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