君の言葉は私を刺す
「うん。でも、波人のやつちょっと熱中症気味なんだよな。水買ってこようかと思って。」




來斗と早輝の後ろで砂浜に座っている波人。




「私買ってくるよ!!それから、これ!!波人!」




麦わら帽子を波人に投げると、私はコンビニまで走った。




水と、4人分のアイスを買って海に戻る。




「お待たせ!!はい、波人。それから、アイス買ってきた!!」




「「おぉーーー!!」」




アイスを見せると早輝と來斗の顔が変わった。




「ありがとな、冬羽。あっ、ちょっとこっち来て。」




「俺と來斗、少し泳いでくるからさ。冬羽ここで、波人のこと見ててくれない?」





早輝が両手を合わせてお願いする。




「いいよ!まかせて。」




「ありがとう!!ちょっと、海の中写真撮ってくるから。」




そう言うと、カメラ片手に來斗と海の方に行ってしまった。




私は波人の横に座った。




「波人、大丈夫?」



「おぅ。てか、お前お節介なの?これ。」




指で頭の上にある麦わら帽子を指した。




「いや、日差し強いかなって思って。」




「そう。、、、、、、お前こそ熱中症じゃないの?」




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