君の言葉は私を刺す
【早輝 side】
冬羽との出会いは突然だった。
川でも、学校でも。
初めて見た時は、ギター持った女の子って感じだった。
いつの間にか目で追うようになったのは、橋の上から飛び降りた時。
女の子なのに、なんの躊躇もなく飛び込んで、太陽と冬羽が重なって見えた時、胸が変な音を立てた。
カッコイイと思った。
でも、波人が冬羽を置いて一人で帰って行った時に見せた、悲しそうな顔を見て、思っちゃったんだ。
冬羽もやっぱり女の子で、弱いところもあるって。
ギター弾いてる時の堂々した顔、飛び込んだ時の真剣な顔、川に入ってはしゃぐ無邪気な顔。
そして、傷ついた時の悲しそうな顔。
コロコロ変わる表情に俺はいつの間にか惹かれていた。
でも、冬羽はきっと波人が好きだ。
ずっと目で追っていることなんて、直ぐにわかった。
でも気になるものは気になるんだ。
さっき、教室を飛び出して波人に話しかけているのを見つけた。
なんで、波人はあんな返し方しかしないんだよ。
拳をぎゅっと握って、頑張って話しているのに。
冷たい言葉しかかけない波人に腹が立った。
冬羽との出会いは突然だった。
川でも、学校でも。
初めて見た時は、ギター持った女の子って感じだった。
いつの間にか目で追うようになったのは、橋の上から飛び降りた時。
女の子なのに、なんの躊躇もなく飛び込んで、太陽と冬羽が重なって見えた時、胸が変な音を立てた。
カッコイイと思った。
でも、波人が冬羽を置いて一人で帰って行った時に見せた、悲しそうな顔を見て、思っちゃったんだ。
冬羽もやっぱり女の子で、弱いところもあるって。
ギター弾いてる時の堂々した顔、飛び込んだ時の真剣な顔、川に入ってはしゃぐ無邪気な顔。
そして、傷ついた時の悲しそうな顔。
コロコロ変わる表情に俺はいつの間にか惹かれていた。
でも、冬羽はきっと波人が好きだ。
ずっと目で追っていることなんて、直ぐにわかった。
でも気になるものは気になるんだ。
さっき、教室を飛び出して波人に話しかけているのを見つけた。
なんで、波人はあんな返し方しかしないんだよ。
拳をぎゅっと握って、頑張って話しているのに。
冷たい言葉しかかけない波人に腹が立った。