君の言葉は私を刺す
3時間くらい経っただろうか。





8時ぐらいに家を出て、降りる駅に着いた時にはもうお昼。





暑くて全然お腹なんて空かない。





海は見えないけど、そこそこ田舎なのかもしれない。





駅にいる人の数が全然違う。





お母さんに渡されたメモを見る。




えーーと、駅を出て、バスで行くの?





まだあるのかよーーー。




バスを見つけると急いで乗り込んだ。





「ここまで何分くらいですか?」




私はメモに書かれた住所を見せる。





「ここなら1時間くらいだよ。」





「そう、ですか。」





まだかかるのかとため息がでる。





でも、窓の外の景色がどんどん変わっていった。





建物もなくて、家も少なくなって、







目の前には真っ青な海。






「綺麗、、、、、、」




ここに来て初めて目を奪われた。




こんなに綺麗な海、テレビでしか見たことない。





何分かして、バスは止まって、言われた通り1時間で着いた。




「ふーーーーっ、着いたーーー!!」




「冬羽っ!!」




バス停でメモを見ていると、後ろから声を掛けられた。




もしかして、





「おばあちゃん?」




「よく来たね。」





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