君の言葉は私を刺す
「ふーー、ありがと。タオル。」




「はい。疲れたけど楽しかったね!!」





「そうだな。あっ、ちょっと待ってて。」




早輝にそう言われて、私はその場で待っていた。





しばらくすると、ペットボトルを持って帰ってきた。




「はい、これ。」




「いいの?ありがとう!」




サイダーが身体中にしみ渡る。




「、、、、、、今日良かったな。波人と走れて。」




「あっ、うん!!、、、ん?私波人のこと言ったっけ?」




「いや、見てればわかるし。今自分で言ったよ。」




「あっ!!、、、バレたか。でも全然だよ。私多分まだ避けられてる。しつこいのかなー。話しかけるの。」




軽く下を俯くと、髪をガシガシされる。




「大丈夫だよ。しつこくないよ。あいつにはそれぐらい分かりやすくアピールしないと伝わらないって。」



「そ、うかな?」




「うん。冬羽が悪いことなんてひとつもないよ、、、」





なんとなく早輝が元気ないように見える。




「、、、、、、早輝、疲れた?」




「えっ!?なんで?」



「元気なさそうに見えて。疲れたならここで少し休憩していこうよ。」




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