君の言葉は私を刺す

女々しい女

「おぉーー!いい感じじゃない?」




文化祭を明日に控えて、私達の出来は最高だ。




「じゃあ、明日の朝楽器を体育館に持って行って、リハーサルの時間に集まってねー。」




「「はーい。」」




私の言葉に2人が小学生みたいに手を上げた。




すずかとはあれからも変わらずだった。




でも、私の前で波人の話をすることはなくなった。




まぁ、それはそれでいいんだけど。




「鍵は私閉めるから大丈夫だよ。」




「ここ最近ずっと遅いじゃん、冬羽。練習だって、無理してやることないのに。」




星那が心配そうに私を見る。




「無理してるわけじゃないの。大丈夫だよ。ほら、夏休み全然出来なかったから、今やっておこうかなって!」




「そう?、、、、、、無理はしないでね。」




「うん!すずかもまた明日ね!」




「、、、、、、私のせい?」




小さな声ですずかが言った。




なんのことか分かるけど、、、、、、




「ううん。すずかのせいじゃないよ。嫌いだったら私今ここにいない。」




「そっか。じゃあ、無理しないようーに!!はいこれあげる。」



手を出すとキャラメルだった。




「ふっ、ありがとすずか!!」




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