君の言葉は私を刺す
【早輝 side】
部室行った冬羽を見送って、俺も階段を降りた。




そこには、





「波人?なんでお前まだいんの?」




「いや、、、、」





「お前はなんでそんなに傷つけるんだよ。別に冬羽なにも関係ないじゃん。お前のことは友達だけど、行き過ぎた偏見はどうかと思う。」




階段を降りながら波人に言った。




波人は俺の後ろを無言のまま歩く。





そんな姿にイライラした。




なんで何も言わないんだよ。




波人が女に偏見持っているのは分かる。




分かるけど、もう2度目だろ。




冬羽が悲しんで、しかも泣いたのは。




女々しいなんて、よくそんなこと人に言えるよ。




俺は後ろを振り向いて波人に言った。





「俺は冬羽のことが好きだ。今度傷つけることがあったら、俺が許さない。それにお前は友達だけど、冬羽だって友達だ。もう泣いてるの見るのは我慢できない。」




「、、、、、、そう。いいんじゃない?」





「その言い方はないだろ。」




「じゃあ、なんて言えばいいの?頑張れって?俺は人の恋愛応援するなんて、めんどくさくて嫌だけど。」




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