君の言葉は私を刺す

ぶつかる気持ち

文化祭当日。




気合十分。




早くみんなに聞いてもらいたい。




「冬羽!!準備出来たよ!!リハしよう!!」




「分かった!!今行く!!」




リハーサルを午前中にやって、本番は2時くらいに行う。




1曲目は私たちが初めて作った曲。




親友がいる、最高の毎日を書いた歌だ。




2曲目はすずかと作ったバラードみたいな曲。




落ち着いた曲で、歌がメイン。




そして最後の曲が、この夏頑張って作った曲だ。




主に私が作った。




この夏に感じたワクワクと高揚感いっぱいの、何かウズウズしてくるような、そんな曲。




あの時のことを思い出しながら。





「リハーサル終わりまーす!次のグループステージに移動してくださーい。」




「冬羽っ!いい感じじゃない?」




「うん!すずかの高音めっちゃ良かった!!」




「思った!!今日は絶対成功する。」




「星那の最初めっちゃ良かったよ!!」





ステージ裏でまだ本番もしてないのに、はしゃぐ私たち。




顔を見合わせて笑った。




「良かった。最近元気ないみたいだったから、冬羽。今日はなんかスッキリしてる。」




星那にそう言われて、自然と笑顔になった。




「うん。友達に相談したらスッキリしたの。だから、今日、頑張ろう!!」




「「おーーーーー!!」」




出番まで私は中庭で待つことにした。




何かあるかなーとで店を見て回る。




するとポケットに入れてたスマホが鳴った。



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