君の言葉は私を刺す
久しぶりだ。




緊張もするけど、楽しみが大きい。




「準備できた?」




私は小声で2人に聞く。




2人は指でOKサインを作る。




私は2人を手招きすると、手の甲を前に出した。




「じゃ、、、、思いっきり楽しもう!!いくよ!!」




「「おーーーーーっ!!」」




アナウンスが流れて、私はステージの真ん中に立つ。




そして、幕が上がるのと同時にギターを掻き鳴らした。




一瞬にして会場の音がなくなって、自分の音しか聞こえない。



会場中の視線が私に集まる。




マイクを握って、歌い始めれば盛り上がる会場。




私は隣にいるすずか見た。




目が合って笑い合う。




うん!!




最高に楽しい!!




終わりたくない、止めたくない!!




1曲目は会場中を盛り上げて、2曲目のバラードに入る。




今度は一転して、会場中が静かになる。




星那、すずか、私の順に歌い続ける。




そして、最後の歌。




1番最初は星那のドラム。




また空気が変わる。




盛り上がりは最骨頂。




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