君の言葉は私を刺す
私はマイクを強く握り返した。





夏の暑さとそこに加わる、私の高揚感を詰め込んだ歌。




♬.*゚

あぁこんなところ何もないって




期待なんか最初から0%




でもどこか高鳴る鼓動




太陽に君が重なった瞬間





私の鼓動が強く鳴り始める




気づいた時には




手遅れだったんだ




駆け出した




暑い




暑い




暑い




私の夏を




君が見せてくれたんだ




走って



走って




走って




届かなくて




早くて




追いつけないよ




待ってなんて言葉も捨てられて




また追いかけるよ




君の背中








振り出しに戻ったこの気持ち




怖いくらいに移動して




私が私じゃない




楽になれるならなりたいよ




でも抜け出せないから




君のせいで




辛い



辛い



辛い




思うだけで



夏が終わっちゃうよ



長い




長い



長い




道のりを




最高速度で走るから




もう少しそこにいてくれないか




いつかきっと



手が届くから





この夏を



私は



忘れないから




♬.*゚




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