君の言葉は私を刺す
ドラム、ギターなど一式部室に戻す。




よし、終わりかなー。




「冬羽っ!私ちょっと行ってくるね!」




「あっ、うん!おつかれ!」




私かそう言うとすずかはどこかに走っていった。




星那はクラスのシフトに行ってしまって、今は私一人。



静かな部室で1人、ノートを開いた。




今日のこと忘れないように、日記書いておこう。




また、あんなライブが出来たらいいな。




「本日の文化祭、これをもって終了します!!おつかれさまでしたー!」




実行委員のアナウンスが鳴って、文化祭が終わった。




いつの間にかこんな時間になってたのか。




私は部室から荷物を持って出ると、階段を降りた。




なんで、




こっちから降りたんだろう。




いつもと同じ階段から下りれば、あの姿を見ることなんてなかったのに。




ここは3階で。




向かいの校舎に見えるのは、すずかと波人。




別に、、、、おかしいことじゃない。




だって、すずかも好きなんだから。




二人で話してても、私は何も言えない。



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