君の言葉は私を刺す
みんなみたいにキラキラした目で恋したことはない。




羨ましいとは、思うけど、、、、、、





「俺もよくわからないけど、わかんないうちにその人のこと目で追ってたりするとさ、この人のこと好きかもって思っちゃったり。この人のこと、気になってる?って自分に聞いてみて、頷けたら恋じゃない?」





「、、、、、、恋のスペシャリスト?」





「あははっ!違うよ!!ていうか、なんだそれ!!」




早輝は隣で爆笑し始めた。




この人、本当に幸せそうに笑う。




でも、そうなのか。




そういう考えもあるんだな。




「なんかありがとう。スッキリした。」





「そう?また話聞くから。」





「うん。ありがとう。」




「よし、じゃあ俺も行きますかー!!放課後、冬羽と帰りたいからベストタイミングで登場しないとね!」




それじゃ!と早輝が走っていく。




冬羽、あんなに好きでいてくれる人がいるのに。




気づいてないんだ。




< 87 / 177 >

この作品をシェア

pagetop