もののけ姫に愛されて。。
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目的地…に、たどり着いた4人…


「じゃ! 俺らは邪魔しないようにするから! 昼時になったら…集合な~!」

と、悠斗は、律と美結を残し…瑠奈とさっさと目的の絶叫系に向かっていく…

「なんなんだ、アイツら…?」
《やり方が、あからさますぎだろ?》

ため息混じり…に、呟いた律…

その顔を、美結は見上げ…

「西園寺くん、ジェットコースター、苦手?」

「う~ん、まぁ得意…ではないけど。大丈夫だよ…」

「じゃ! 行ってみょ~!」


明るく笑う…美結に、本気で守りたい…と、思った。。それは、真実…


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幾つか…、アトラクションを周り…悠斗たちと一旦、合流し、ベンチに座り、小休憩をしていた…

「アレ、凄かったな~。俺、小学生以来だから…」

「そぅなんだ~」

ペットボトルのジュースを口に含みながら、遊園地のパンフレットを見ている美結…に、先ほど乗ったアトラクションの感想を述べる…

律も、美結が見ているパンフレットを、同じように覗き込もうとした身体を近づける…と、美結と視線がぶつかった…


「…っわ…っ!」

さっと、身体を離した美結に…律は、驚きながら…

「…なに…?」

「だって…、顔、近いから…」

一瞬にして、頬を紅潮させた美結に、思わず吹き出し…

「なに、それ?」

その、反応も…思わず可愛い…と、思った気持ちに嘘はない…

そのコロコロと移り変わる表情…、見ていて飽きないな…とも…


「っあ! あたし、お弁当、作ったんだ。食べる?
味は、保証出来ないけど」

と、バックから幾つか…のタッパーを取り出した美結は、テーブルの上に広げる…

が…、

「あちゃ…、ちょっと、ぐちゃぐちゃ…」

と、そのタッパーの蓋を開けた美結は、肩を落とし、力なく呟いた…

中身は、サンドイッチや唐揚げ、卵焼きなど…だったが、片寄ってしまっていた…

「あ、ごめん。俺、持ってたからだよね?」

「っあ! うんん。そんなこと…
やっぱり、売店か、レストハウス行こっか?」

そぅ…、タッパーの蓋を閉めようとした美結の手を止め、律は、そのお弁当のサンドイッチや唐揚げを口にする

「何で? この唐揚げとか…美味いけど…」

「ホントに? 良かった…」


と、他の2人の存在を忘れているかのような2人…





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