もののけ姫に愛されて。。
「じゃ、お守り~!
りっちゃん、〇〇は初めてよね?」

と、律にパワーストーンのついたブレスとネックレスを渡した…

「なに、これ?」

「パワーストーン。オニキスとスギライトは、グラウンディングにも効果あって、霊的な影響から守ってくれるから」

その2つを受け取り…手のひらに乗せる…微かに、ビリビリするようか感覚がした…

「初めての土地と、りっちゃんが合わないかもしれないしね!」

「ふぅん…。まぁ、いいや。ありがとう…」


律は、興味なさげ…に、それを受け取った…が、母の由紀子が言うことだ。

それは、真実…なのだろう…


すぐ様、オニキスの黒光りするネックレスと、もう1つのブレスを左手にはめてみる…

特には、変化…はないが。。

先ほど、受け取った時のようなピリピリとした感覚は消えかけていた…


「……っ」
《アクセサリーは、ダメなんだけどな。。


まぁ、お守りだし…
見えないように、付けていればいいかな?》


。.。:+* ゚ ゜゚ *+:。.。:+* ゚ ゜゚ *+:。.。.。:+* ゚ ゜゚ *+:。.。:+* ゚ ゜゚ *


律たちの高校…の修学旅行が始まった。。
が、グループ行動がほぼ…で、自分たちが決めた宿泊先を予約し、交通手段や見学先なども自分たちで決める…全て、予算費用内で…という内容だった。

最終日の前日までに、◇◇港まで到着し…フェリーに乗る…という。

その経過報告や近況などを各々、クラス担任に伝え…。。旅行後に報告会として発表する…という内容。

自分たちで、プランを立案し、実行に移す…という修学旅行であった。


〇〇県に到着した直後から、

「すげー、混んでる…」

観光シーズンや修学旅行シーズンということもあってか、駅のホームには人が溢れていた…

「まぁ、仕方ないよね? 観光シーズンだし…巻き込まれないように、迷わないようにするしか…」

…と、律は、携帯アプリで検索していた交通手段を再度、確認する…

「ま! ウチは、律がいるからいいよ~! 安心~っ!」

そぅ、満面の笑顔を浮かべる悠斗に、律はため息をつきながら…

「俺は、お前が心配だよ…
とりあえず、最初に渡瀬さんが行きたいって言っていた神社に向かうけど…この混雑じゃはぐれる可能性もあるから…各々行けるようにしておかないと…」

「俺は、お前について行くっ!」

その、律の腕を悠斗はしがみついて…離れない。。
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