もののけ姫に愛されて。。
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3年後。。秋…

律は、結局…県内の悠斗と同じ大学を受け…、大学2年となっていた…


あの、修学旅行後、美結と別れ…、2人とも挨拶はする程度になってはいたが…、それ以外の接点はなかった…

高校3年になり、クラス替えもあり…、律・悠斗・瑠奈は理系クラスのためか同じクラスにはなっていたが…美結は別のクラスになっていたからだった…

進学も、美結の家族は、父親の海外赴任で両親は渡英したと聞いていた…。

…が。。

高校卒業後の…美結の消息は、不明だったのだ…

両親について、海外に行ったのか? 今でも日本にいるのか…?

何より…、美結と接点がなくなった直後から…、リアも現れなくなっていた…

それは、律に恋人が出来たことに対する嫉妬をしてきたという理由だけかと思っていた…



「律!」

大学のキャンパス内を歩き、校舎まで向かっていた律…、名前を呼ばれ…振り返る…

「おはよ、悠斗」

悠斗は、すぐ様律の肩先を掴み…

「今日、合コン、行かない?」

その、相変わらず…の悠斗の軽さ…に、律は、重苦しいため息をつき…

「行きません!」

そぅ、即答に応える…

「相変わらずだな~っ! お前くれば…参加する女子が増えるのに…」

また、ダシに使う気か?…と、半ば呆れながら…

「従妹の家庭教頼まれてる…。来年、ここ受けるとか言うから…」

「従妹! お前の従妹って、碧生ちゃん? 可愛いもんね?
紹介して!」

「可愛いくないよ。アイツ、彼氏いるけどね? バンドマンの~…将来、どうすんだか?」

「お前…、父親か?」

【じゃー!】と、独り言のように呟きながら…

1枚のメモ紙を、律の目の前にひらつかせる…

何か…が、書かれているが…悠斗が動かしてるため、文字が見えない…

「未練がましい律くんに、教えてやる!
三枝 美結! 日本にいる!」

「…っえ?」

悠斗は、手を動かすのをピタっと止め…、そのメモ紙を律に手渡した…

その、メモ紙を受け取った律は…、マジマジとその文字を見つめる…が…


「おい! 渡瀬の連絡先じゃん!」

「先週の合コン、何故か…渡瀬と会った!
で、三枝がどうしてるか…聞き出した!」

「さすが、合コン大王…っ。成果、あったな…」

「そぅだろ~?
まぁ、三枝の連絡先は、本人の了承がないと…って、ごねたけど…。渡瀬が、【自分のなら…】って…
。あとは、お前次第じゃない?」
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