クールな外科医と間違い結婚~私、身代わりなんですが!
大下さんは嫌な顔もせず
家に到着すると自らも降りて「おやすみなさい」と見送ってくれた。
どこまでも王子様。
私はタクシーを家の前で見送りながら考える
彼が『幸せにする』と言うのなら
必ず幸せにしてくれるだろう。
身分差とかもあって
苦労もあると思うけど
必ず彼は私を守ってくれる。
いつまでも幸せに暮らしました
そんなおとぎ話の世界が待っている。
自分にはもったいないくらいの王子様。
スケールが違う御曹司。
夢みたいなお話。
私は大きなため息をつき
大下さんを見送って家に入った。