クールな外科医と間違い結婚~私、身代わりなんですが!
「どこのベッドを使おうかな?ソファも沢山あるし……」
ふわりと身体が軽くなり
私は彼にお姫様だっこされていた。
「あっ……歩ける」
「4つあるから帰るまでに全部使おう」
「えっ?えーっ?」
声が裏返ってしまう。
彼は薄暗いベッドルームのひとつのベッドに私を優しく降ろし、自分のシャツのボタンを緩めてスクエア型のメガネを外し私の身体の上になる。
澄んだ優しい目をしていた。
「もう俺だけの玲菜だから」
「うん」
彼だけの私です。
グルグルと回り道した恋だけど
あなたが大好きです。
甘い甘い快楽に溺れて
スイートな夜を過ごしましょう。
【完】