俺が甘くなるのはお前だけ。
「ひまり、大丈夫?寒くない?」
俺の名前は月城 奏汰(つきしろ そうた)。
今は俺の部屋に彼女、星宮 ひまり(ほしみや ひまり)が来ている。
「うん!大丈夫だよ」
笑顔でそう言う彼女は可愛いすぎて正直やばい。
自分でも分かってる。
相当、惚れてるって。
友達にも『お前、やばいよ』って言われた。
「ねぇ、奏汰。
ギュッてしてもいい?」
顔を赤らめているひまり。
「......」
俺がずっと我慢してるのも知らずに。
いつも、急に可愛いことを言ってくる。
すぐ、抱きしめてやりたい気持ちは山々なんだけど、そんな彼女に意地悪もしたくなる。
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