ずっと好きだったんだけどな…
平島と話をしていると、たまに男子が来る。

「怜伊~、今日もサッカーしよう」

「あ、幸也!おっけー、昼休みやろうぜ!!」


平島に声を掛けてきたのは、生明幸也-アザミ コウヤ-
因みに、私とは出席番号が前後だ。


彼の存在も5年生になって初めて知った男子だ。
生明は、周りの男子からすると背の低い男子で、平島曰く、本人は身長の事を気にしているらしい。

確かに155㎝の私より低い…。

周りの男子が高い人ばっかだったら、そりゃ気にするはずだ。


この時、生明の事は男子でも自分より背の低いが子いるんだな、としか思っていなかった。

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