すきだよ、先輩。
「明日からもう授業始まるなんて、だるすぎる」
「ひかるはバカだもんな」
「洸太郎が言うな」
「凛ちゃんは頭よさそう~」
そんな会話をしながら帰り道を歩いていると、あっというまに駅につく。
「みんな電車通学なんだね!私、朝ギリギリだったから、本当間に合わないかと思った!」
ちょうど来た電車に乗り、3人で電車に揺られながら話をする。
「いや、実際間に合ってなかったしな。何本後の電車乗ってんだよ」
洸太郎の言う通り、入学式には絶対遅れないように早目の電車に乗るべきなのだろうけど、髪の毛のセットとかに時間かけてたら、ものすごく遅くなっちゃったんだよね…。
「凛ちゃんって、駅どこ?」
「緑ヶ丘だよ、近いからもう着くよ」
「本当だ、2駅だね」
凛ちゃんはわりと学校の近くに住んでいるらしく、2駅で駅についてしまった。