すきだよ、先輩。


「もう、ガキじゃねえんだから」

「うわっ」

そう言って、私の腕をどかし、洸太郎が私の頭をチョップした。結構強めにやられたようで、頭が痛かった。

もう昔みたいに隣で泣いてた洸太郎ではないらしい。

確かに小さいころの洸太郎ではないことはわかるけど、なんか違和感。


「仕返しだ!」

私も反撃し、少し背伸びして洸太郎の頭にチョップをいれた。「いてっ」と言って、笑う洸太郎だった。



< 22 / 43 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop