すきだよ、先輩。


「それが夢見がちなんだよ、教室に連れて行ったのはお前が新入生で迷子だから。花飾りは、俺がいらないからあげただけ」

「先輩、私にもさっきの笑顔ください」

「誰がやるか」

「ところで、さっきと雰囲気が違うのはなぜでしょう?さっきの女の人には、ニコニコ~ってしてましたけど、私には一切それがないじゃないですか」

「もう会うこともないからな、じゃあな夢見がちガール。その好意は、一瞬の感情だ、おそらく何かの間違いだしすぐに冷める」

「私もそう思ってました。でも先輩を見ると、苦しくなるんです」

「お前、病気じゃないか?どこか悪いんじゃ、、、」


私が真剣に言っているというのに、先輩は小ばかにしたかのように、私のおでこに手をあてた。


「先輩、私は大丈夫です。どこも悪くないです、悪いといえば先輩の今したそのおでこの熱を計るしぐさが悪いです。かっこいいは罪ですね」



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