月杜物語
電気管理士。
あたしは高槻あゆみ。
ポテトットンやアワアワ、メレンゲをここ月都の一角で育てている。
「で、電気管理の問題だね」と西城寺花蓮。
「このアパートが停電してること?」とあたし。懐中電灯。
「そ。
送発電は月都では分離している。
都市企業の持ち株会社らしいが、詳しいことは知らん」
と西城寺花蓮。
「電気工事士の人が来るんだね?」
「いやロボットとかだな」
雑談する。
「で、送電線は都市の基幹システム、空気循環や人工太陽とは切り離されてる。
それに、ラジオのニュースとかで緊急回線が入らないしな。
大事(おおごと)ではないのだろう」と西城寺花蓮。
そのあとトランプ遊び。
ベッドでごろごろと過ごす。
「はあ。
ポテトチップス」とあたし。お茶を飲んでいる。
「そんなにポテトチップスが欲しいのかあ?」と西城寺花蓮。
「うん」「はい」
ポテトチップの袋があたしに手渡される。
弱い人工太陽の灯り。
夜である。
ポテトットンやアワアワ、メレンゲをここ月都の一角で育てている。
「で、電気管理の問題だね」と西城寺花蓮。
「このアパートが停電してること?」とあたし。懐中電灯。
「そ。
送発電は月都では分離している。
都市企業の持ち株会社らしいが、詳しいことは知らん」
と西城寺花蓮。
「電気工事士の人が来るんだね?」
「いやロボットとかだな」
雑談する。
「で、送電線は都市の基幹システム、空気循環や人工太陽とは切り離されてる。
それに、ラジオのニュースとかで緊急回線が入らないしな。
大事(おおごと)ではないのだろう」と西城寺花蓮。
そのあとトランプ遊び。
ベッドでごろごろと過ごす。
「はあ。
ポテトチップス」とあたし。お茶を飲んでいる。
「そんなにポテトチップスが欲しいのかあ?」と西城寺花蓮。
「うん」「はい」
ポテトチップの袋があたしに手渡される。
弱い人工太陽の灯り。
夜である。