花言葉に想いをのせて
☆☆☆
言われた通りに月見野公園に行くと、彼はベンチに座っていた。
「どうしたんですか?」
「突然すみません。どうしても貴女と話がしたくて……あ、今更ですが、僕は藤宮 幸樹(ふじみや ゆき)です」
「華村 果梨(はなむら かりん)です」
藤宮さんの隣に静かに座った。
「……僕は貴女にずっと伝えたかったことがあるんです。あの写真と花言葉から気づいてはいると思うのですが…」
私の前にさっきの薔薇をスッと差し出して、私の目をまっすぐ見つめた。
そして、ゆっくりと口を開いた。
「僕はずっと、貴女のことが好きでした。付き合ってください!」
一本の薔薇の花言葉は……
「一目惚れ」
「え?」
「花言葉です。当たってますか?」
「はい。僕は貴女に一目惚れをして恋に落ちました。それからいろいろと花のことを調べて、花言葉を覚えました。貴女に振り向いて欲しくて…」
彼のやり方は遠回りだったかもしれないけど、全部ちゃんと私に届いている。
言われた通りに月見野公園に行くと、彼はベンチに座っていた。
「どうしたんですか?」
「突然すみません。どうしても貴女と話がしたくて……あ、今更ですが、僕は藤宮 幸樹(ふじみや ゆき)です」
「華村 果梨(はなむら かりん)です」
藤宮さんの隣に静かに座った。
「……僕は貴女にずっと伝えたかったことがあるんです。あの写真と花言葉から気づいてはいると思うのですが…」
私の前にさっきの薔薇をスッと差し出して、私の目をまっすぐ見つめた。
そして、ゆっくりと口を開いた。
「僕はずっと、貴女のことが好きでした。付き合ってください!」
一本の薔薇の花言葉は……
「一目惚れ」
「え?」
「花言葉です。当たってますか?」
「はい。僕は貴女に一目惚れをして恋に落ちました。それからいろいろと花のことを調べて、花言葉を覚えました。貴女に振り向いて欲しくて…」
彼のやり方は遠回りだったかもしれないけど、全部ちゃんと私に届いている。