オニゴッコ
東エリアについた私は身を隠せれる場所がないか探していた。

時折、ジーという音が聞こえてきた。

「やばい…これ、フィストに見つかった?」

あたりを見渡してみると、浮遊型のフィストが何体かいた。

「ここにいるとまずい、オニがやってくる!」

どこか遠くへ…!

そう思いながら逃げるもフィストは私のそばからはなれなかった。

曲がり角を曲がってみると、黒いマントを身にまとった人物がいた。

「あ、危ないから逃げて!フィストいるから!すぐにオニがきちゃう!」

あ…やばい…これ…もしかして…。

声をかけてみたものの、相手は逃げるどころかこちらへやってくる。




オニだ……!



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